ヒラメは千島列島、樺太、日本、朝鮮半島などの沿岸から南シナ海までに分布し、最大で前兆1m、体重10㎏ほどになるものも居ます。
「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、ヒラメは両眼とも頭部の左側に偏って付いていますが、生まれたときは、普通の魚のように頭の両側に目があり、稚魚たちが海底で暮らし始めるころまでに、右目が左側へ移動して「左ヒラメ」になります。
ヒラメの身は淡泊な味わいで、エンガワは脂が乗った歯ごたえがあり、寿司ネタとして珍重されています。旬は「寒平目」と言われているように冬ですが、夏場でもあっさりした味で充分美味しいです。
もしヒラメの頭部を見る機会がありましたら、是非、目を覗いてみてください。瞳がハート型をしています。眼鏡橋のハートの石垣と同じように、皆さんを幸せにしてくれると思います。
次世代養殖戦略会議 コーディネーター
室越 章